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【備えあれば憂いなし】リフォームのプロが解説!地震への備えとしてのリフォーム

はじめに

日本ではここ数年、「大地震」といわれるクラスの自身が頻発しています。また、近年話題になっている「南海トラフ地震」も、いつ起きてもおかしくはない状況になっていると言われています。私たち熊本県もまた、2016年には熊本地震という未曾有の災害を経験しています。

地震という自然の脅威は私たちの住まいに被害を及ぼすことがあります。大きな揺れにより建物の全体に大きなダメージを被ることも決して珍しくはありません。

実際に被害が出てからの補修・復旧には相当の時間とお金がかかってしまいます。出来る限り、そのような状況になるのは避けたほうがいい、考えるのは至極当然のことです。

地震に限らずですが、自然災害から大切な我が家を守るための基本的な考え方は「事前にできる対策は済ませておく」ことであると私たちは考えます。事前に被害が起きそうな箇所を確認し、耐震の対策を施しておくことで、家への被害を回避したり、万一被害が出たとしても最小限のダメージで食い止めることが可能になるためです。

地震対策を何も取らなかったがために住宅が大きな被害を被った場合、事前の対策時に必要な費用をはるかに上回る修繕費用がかかったり、最悪の場合だと住宅を建て直すしかない…といった状況に陥ることすらあり得ます。厳しいですが「起きてからではもう遅い」のです。

今回は住宅リフォームのプロの立場から、地震から大切なお家を守るためのポイントや地震対策リフォームの内容などについて、解説していきたいと思います。

住宅本体を地震から守るポイントは?

まず初めに地震に対する対策ポイントから解説していきましょう。地震から住宅を守るためには住宅全体の「地震に耐える力」いわゆる「耐震性」が重要になります。

例えば現在の新築住宅ですと、建築基準法により定められた地震に対する住宅の躯体強度の基準を満たすものとなっています。

しかし、今の住宅の耐震基準は2000年に定められたものですので、それ以前に建てられた住宅の場合は、住宅の強度が現在の基準に満たない可能性があります。そのような場合は住宅の地震対策リフォームを一度ご検討ください。「自分の家の耐震性能は大丈夫だろうか?」とご心配のお客様は、私たちおうち工房に一度ご相談ください。

おうち工房の地震対策リフォーム

では実際に、今お住まいのお家はどの様にして耐震性を高めることができるのでしょうか?ここでは、私たちおうち工房の地震対策リフォームについてご説明します。おうち工房では「耐震工事」と「耐震診断」の2つを行っております。それぞれどのような事を行うのかを解説します。

耐震工事について

耐震工事とは、住宅本体に直接補強を施すことで住宅の強度を高め、「地震の大きな揺れに耐えられる様にする」工事のことを言います。一般の木造建築住宅の場合の耐震工事の例としては、

・現在、劣化や腐食している箇所があれば、修繕を行う・住宅の基礎を補強する(または基礎を追加する)
・内壁を耐震パネルに交換する
・耐力壁を取り付ける
・柱の筋交を増やしたり、補強金具を取り付ける
・屋根材を軽量の素材に変える
…などが挙げられます。
これらの耐震工事は一般的な木造建築の住宅でしたら、ほとんどのお家で地震対策のリフォームとして、施工を行うことが可能です。

耐震診断について

耐震診断とは設計事務所などの第三者が行うもので、お住まいの住宅の耐震性を詳しく調査することで住宅の弱い部分を洗い出し、具体的にどのような地震への対策を住宅に施すのが有効なのかを割り出すためのものです。

耐震診断をおすすめしたいのは「築年数の経ったお家にお住まいの方」です。
特に、昭和56年に「新耐震基準」が制定されるより前に建てられたお家にお住まいの方は、一度耐震診断をされることを強くおすすめいたします。

上記の古い住宅耐震基準で建てられたお家に耐震のリフォームする際には、リフォーム後の耐震性を新耐震基準の水準まで高めることで、住宅ローン控除を受けることができるなど、税制上のメリットもあります。

上記の税制上のメリットは古い家を購入し、家全体をリフォームする際に耐震性を高めるリフォームまできちんと行う場合などでも受けられるため、「古い家を自分好みにリフォームして快適に住みたい!」という方々にも人気です。

その他の地震対策リフォーム

前項では住宅の「建物本体」の地震対策リフォームについて説明しましたが、例えば家のエクステリア(外構)や家の屋内になどおいても地震対策のリフォームを行うことができます。


家のエクステリア(外構)では、ブロック塀を補強したり、重たいブロックから軽量な金属のフェンスに取り替えたりすることで、地震による倒壊を防いだり、玄関のアプローチを広く取るようにすることで、スムーズかつ安全な避難が出来る様にすることが出来ます。

屋内においては、窓のサッシ部分に補強フレームを外付けすることで、窓サッシを耐力壁にして耐震性を向上させたり、吊り棚を新しい物に付け直したり、家具の一部を造作し据え付けにすることで、地震の際の物の落下を防いだり、家具の転倒を防いだりすることが出来ます。

また、「非常時のライフラインの確保」の観点より、太陽光発電システムや蓄電池の設置を行うと、災害時の停電時にも太陽光による自家発電により家電製品が使える様になりますし、非常用の貯水タンクを屋外に設置することなども、地震対策のリフォームとして一考の価値があります。

お家の地震対策のことなら「住宅リフォームのプロ」おうち工房へ

今回は地震対策のリフォームについて説明致しましたが、いかがでしたでしょうか?

もし「万が一に備えて地震対策のリフォームをしよう!」とお考えになられたら、まずはプロの目による「現状の把握」と「とるべき対策」をしっかり見極めてもらうことが重要です。

なぜなら「どの耐震工事を行うことが出来るのか?」「工事にかかる費用は?」「工期はどれくらいの日数になる?」などのリフォームにおける重要なポイントは、お住まいの住宅の構造や規模、リフォームの施工箇所の数により大きく異なるためです。

そのため、まずは現状のお家の状況を住宅リフォームのプロの目で診断してもらい、現状の耐震性を踏まえた上での補強箇所や、その内容などをしっかり決めていくことが必要となります。
私たちおうち工房では、地震対策をはじめ、台風や大雨などの自然災害にから、皆様の大切なおうちを守るためのリフォームのご提案を承っております。

お家の各種リフォームについてのご相談はお気軽にお問い合わせください。

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